ECサイトの制作にあたって、ごく簡単なもので良いのであれば自分で思いつくままに作っていってもそれなりのものはできるかもしれません。ですが、やはり第三者が見ても見やすく、使いやすいという一定のレベルに達しているサイトを作ろうと思えば、要件定義ということは避けて通れません。
要件定義とは一体何のことかと思われるかもしれませんが、要するに、自分がどんなサイトを作りたいのか、そのサイトはどんな条件を満たしているものなのかを具体的に書き出すことと思ってもらえばよいでしょう。少なくとも、一定レベル以上のサイトを構築しようとしており、かつそれを専門家などに依頼しようとしているのであれば要件定義は絶対に必要です。イメージ先行型では決してうまくいきません。イメージ先行ではなく、必要な条件や項目を具体的に列記する必要があるのです。
そして、専門家に依頼する場合、要件定義さえ出しておけば万事落着ではありません。構築の途中で自分の思い通りになっているか、提出した条件と異なっている点はないか、何か追加すべき条件はないかなどを定期的に確認しながら進める必要があります。でないと、最後の最後になって思っていたことと違うというようになってしまうかもしれません。